2010年11月23日

mixiチェック
不安と気がかりでTVの前から離れらなかったけど
約束の時間が迫っていたので支度した。

いつだったっけ。
ツインタワーに飛行機がつっこんだ映像を早朝のニュースで見たとき
「なんちゅー映画だ?」なんて思ったな。
けど、そのすぐ後からTVから離れられなかった。
それでも仕事に行く時間が迫っていて。

同じ地球で起こっている緊急事態。
でも、自分の周りの時間はいままでどおり普通に過ぎて
今夜の予定のライブを聴きにでかけた。

境 長生(さかい ちょうせい)さん、50代のシンガーソングライター。
「どこの馬の骨かわからない僕のライブに来てくれて本当にありがとう」
そう言う長生さん。笑顔が小日向文世さんが痩せたような顔で温かい。
コンビニで逢ったら、普通のおっさんだと思う。
でも。でも・・・

30年間唄い続けてきた味というか、スタイルは確立されていて
好き嫌いとかじゃなくて、長生さんらしいステージングだなと。

声はデビュー当時からきっと変らないんだろうな。
高音が伸びやかにしっかりとしてる。
ギターテクニックもあると思う。
でも、テクニックを魅せるんじゃなく
ちゃんと「演出」しているんだな。

今夜のライブで3曲、いいな〜と思った曲があった。
「東京」 「遠へ」 「翼」

特に「東京」は、東京とタイトルがつく曲は
哀しげというか暗くせつないイメージな歌が多いと思ってたけど
長生さんが歌う「東京」は、リズムのある明るい曲調だった。
こういうイメージは、好きだと思った。



いろんなライブがある。
先週も、帯広まで原口純子さんのライブを聴きに行った。
純子さんの歌は、飛びぬけて楽しいとか愉快とかそんなライブじゃないけど
一曲一曲、言葉を丁寧に唄い伝える人だから
じっくりと聴けるタイプの人。

違う場所でのライブは、地元で聴くライブとどうしても比較してしまう。
その土地土地の客層によって、ステージの雰囲気や様子も変わるから。
帯広なりの、良いステージだと思った。
でも、やっぱり佐呂間で聞く純子さんのステージの方が好きだと思った。
ひいき目かな?
それならそれでもいい。

でもどうしてかな〜
伝兵衛さんのライブだけは、他所のステージの方が好きだったりしてw


どうしてだと、思いますか?w



ライブは、その時、その空間、そこに居る人たちとの「共有」
一期一会と、よく言われる。


その共有を、今夜もできてよかったなぁ〜と思う。
誘ってくれた友人に感謝。


境 長生さんの「遠くへ」がようつべにあったのでご覧下さい♪





共有したくても、出来ない人もいる。
それは、その人の状態や状況を考えてしまうから。

もし、誘われなかったとしたら
私はいま、誘ってもらえる状況の人じゃなかったんだと思う。


解りますか?



そして、隣の国で起こっていることをすっかり忘れ
今夜の良い余韻を、500円ワインで楽しんでいる。
砲撃で、戦争が始まるんじゃないかとおびえている
弱い人たちが隣の国で不安な夜を過ごしているのにね。



これが、明日、どうなっても解らない生活なのだと。

(23:48)

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